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2014/03/10
22:49:32
東大寺二月堂修二会の本行中に練行衆の摂る食事は日に一度だけ。
お昼になると出仕の鐘が鳴らされ、二月堂北側登廊の下にある参籠宿所と通路を挟んで棟続きになっている食堂(じきどう)で行の一部として食事をされます。


この時は食(じき)作法に則って祈りの後に一汁一菜の料理を無言で戴かれます。そして、食堂から退仕するとき、練行衆の方々は食事のときに自分の食物から取り分けた飯粒を懐紙で包んだものを、食堂の南側にある「閼伽井(あかい)屋」の屋根や地面に向かって投げられます。

この所作は「生飯(さば)投げ」と呼ばれ、鬼神や餓鬼に供え、鳥や獣に施しを与えるものです。

その由来は、お釈迦さまが、人を食べて生きていた鬼に「不殺生戒」を説いた際に「これから私は、弟子たちに命じて、仏教のあるところでは必ず食事のたびごとに生飯を施させよう」と約束したことに因むそうです。

食堂の壁際には12日のお水取りの日にだけ使用される籠松明が、韃靼の行の際に堂内で使用される松明とともに並んでいました。

余談ですが、二月堂の隣にある休憩所「茶処」に杉葉の燃え差しが置かれていました。11日まではあれば戴けるみたいです。

華厳宗大本山 東大寺 (HPリンク修二会)
奈良県奈良市東大寺二月堂 (地図)
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