2010/12/05
21:00:00
春日大社本殿と若草山を結ぶ参道は水谷道と呼ばれ、この道の若草山の麓、谷間に架かる朱塗りの橋の袂に春日大社の摂社「水谷神社」 があります。
水谷神社のご祭神は、素盞鳴命、大巳貴命、奇稲田姫命
幕末までは、祇園精舎の守護神で医薬の神「牛頭天王」が祀られていました。この為、夏期に多い疫病の流行を鎮めるお祭り「鎮花祭」が毎年4月5日に行われ、神社の前に舞台を組んで狂言が奉納されます。
神社の前には「子授け石」と言う御神石があり、清い布でこの石を拭き清めると子宝が授かると言う言い伝えがあり、今でも多くの絵馬が奉納され信仰を集めています。
社の脇には、「水谷神社の宿り木」と言う樹高12.5m幹周り6.55mの巨樹があります。
この幹はイブキと言うヒノキ科の針葉樹ですが、その幹は真ん中が空洞になっていて、その中から杉の木が生え、イブキの大きな幹が杉を抱え込む形になっていると案内看板には書かれています。
良く見ると、抱きかかえられているはずの杉の木は見えず切られてしまった様で、今は椛の木が生えており三代目の宿木となった様です。
イブキの幹は空洞になっているにも関わらず、樹皮は瑞々しく宿っている木から養分を貰っているのでしょうか。子が年老いた親を見捨てず労わっている様で、この神社にはお似合いです。
春日野 水谷神社(春日大社HP)
奈良県奈良市春日野町(地図) 春日大社等周辺に有料P有
TEL:0742-22-7788 春日大社
水谷神社のご祭神は、素盞鳴命、大巳貴命、奇稲田姫命
幕末までは、祇園精舎の守護神で医薬の神「牛頭天王」が祀られていました。この為、夏期に多い疫病の流行を鎮めるお祭り「鎮花祭」が毎年4月5日に行われ、神社の前に舞台を組んで狂言が奉納されます。
神社の前には「子授け石」と言う御神石があり、清い布でこの石を拭き清めると子宝が授かると言う言い伝えがあり、今でも多くの絵馬が奉納され信仰を集めています。
社の脇には、「水谷神社の宿り木」と言う樹高12.5m幹周り6.55mの巨樹があります。
この幹はイブキと言うヒノキ科の針葉樹ですが、その幹は真ん中が空洞になっていて、その中から杉の木が生え、イブキの大きな幹が杉を抱え込む形になっていると案内看板には書かれています。
良く見ると、抱きかかえられているはずの杉の木は見えず切られてしまった様で、今は椛の木が生えており三代目の宿木となった様です。
イブキの幹は空洞になっているにも関わらず、樹皮は瑞々しく宿っている木から養分を貰っているのでしょうか。子が年老いた親を見捨てず労わっている様で、この神社にはお似合いです。
春日野 水谷神社(春日大社HP)
奈良県奈良市春日野町(地図) 春日大社等周辺に有料P有
TEL:0742-22-7788 春日大社
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